「世界」から相手の気持ちを読みとる解釈法【復縁】
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タロット占いで相手の気持ちをみるときの「世界」の解釈です。
正位置は彼のなかで何かが完結している状態。
逆位置は心が決まる一歩手前の状態。
心がある場所に落ち着いている(落ち着こうとしている)段階です。
元彼と別れてからどれくらい時間がたっているかによって意味が変わってきます。
彼の気持ちはどこに落ち着こうとしているのでしょう?
あなたが気持ちを知りたい人の現在の姿を想像しながら読みといてみましょう。
【正位置】の世界 → 彼の心のなかで何かが完結している
世界は「完成」「完了」を意味するカード。
彼の心のなかで何かが完結(完了)している。その何かを考えてみることで現在の相手の気持ちが見えてきます。
ケンカ別れの相手なら仲直りしてもいいという気持ちになっているでしょう。
さまざまな感情や思考が一巡した状態です。一回りしてもとの精神状態に落ち着いています。
ケンカによる一連の心理的葛藤が彼のなかで完結しているのです。
昔の元彼の場合、彼は現在の生活に満足しているでしょう。
新しい彼女やパートナーと落ち着いている可能性、あるいは一人で暮らす気軽さに納得している可能性があります。
どちらにしても、今より若かった頃の過ぎ去った恋愛は彼のなかで完結しているようです。
既婚者の相手の場合、家庭生活に落ち着いていると考えられます。
火遊びの経験が相手のなかで完結しているのです。
「世界」は二人の関係を占う場合と相手の気持ちを占う場合では意味が変わってきます。
相手の気持ちをみる場合、あくまでも相手の心のなかで(周囲の気持ちとは関係なく)何かが完結しているのです。
一通りの考えが頭のなかで一周回って落ち着くべきところに落ち着いている。そんな心境です。
【逆位置】の世界 → 心が決まる一歩手前
逆位置の世界は、正位置に示される「完結(完了)」の一歩手前の状態を表します。
片思いの結果を占う場合はあと一歩のところで進展しない、といった意味でネガティブに捉えられることが多いのですが、復縁したい相手の気持ちを占う場合なら「まだ変化の余地がある」という意味でポジティブにとることができます。
完結していないからこそ希望があるのです。
別れて間もない相手なら、煮え切らないけれど冷めきってもいない状態。
こちらの出方次第で反応が変わってきます。
ケンカ別れであれば仲直りに向けて話し合いを。
いつもとは違う場所で会って話をすればいい方向にもっていけるでしょう。
別れてから長期間たっている相手(元彼)の場合、次の出会いに踏み切れずにいるか、新しい恋人がいたとしてもその人とゴールしていいのか迷っている部分がありそうです。
こちらから連絡すれば話が弾むタイミングといえます。
相手が不倫の人だったとしたら、そろそろ家庭を顧みる必要があると思いながらもまだ(不倫の)恋人と会いたい気持ちがおさまりきってはいない様子。
元彼とどんな関係性であったにしても、彼の気持ち(考え)が落ち着く一歩手前の状態なのでまだ介入の余地があります。
しかしほかのカードが出たときほど、相手は大きな変化を求めていません。ほぼ決まりかけている(落ち着きかけている)心が表現されるのが世界の逆位置です。
決まりかけている心は小手先のテクニックでは動かせません。一般的な恋愛術や駆け引きが通用しない段階です。
このような段階で大切なのはこちらの気持ちを正直に伝えること。
相手の気持ちをコントロールしようとしたり、曖昧な言いかたをしたり、感情的に振りまわそうとせずに、静かに想いを伝えましょう。
そして真摯に相手の考えていることを聞くのです。感情的になって反論したり、途中で遮らずに受けとめましょう。